サラリーマンを辞めると体感的にも、現実的にも支出が増えます
●結論から書きます。国民健康保険は会社が負担していた保険料を自分で支払わなくてはいけません。さらに年金も厚生年金(2階建ての部分)がなくなります。(国民年金だけになります)
健康保険:社会保険から国民健康保険に変わるだけで、ビックリするくらいの金額が掛かります。
年金:厚生年金から国民年金に変わることで「支払う」という感覚が変わります。更に現在65歳以上で貰える2階建て部分の年金金額が、会社を辞めた時点の金額で固定されます。(会社に再就職しない限り、辞めた時点からの上乗せUP分が無くなります。)
国民健康保険について解説します
それでは、私が一番驚いた「国民保険の保険料」に関して解説します。
サラリーマン時代は天引きで「まぁ、しょうがないかな?」くらいの負担感でしたが、国民保険に変わると増える金額に愕然としました。私には妻が居ますので、我が家の国民保険料は二人分の1世帯金額になるのです。
国民健康保険は所得割+均等割り+平等割の合計金額となります。
(但し、自治体によって計算方法が違いますのでお住いの自治体のホームページ等で計算方法はご確認ください)
ちなみに私の住む自治体の計算方法を紹介します。
FIREを考えている世代を対象に文章を書いていますので、40歳以上65歳未満の被保険者で計算します。(65歳を過ぎると色々と金額が縮小します)
・所得割額=1世帯の前年の所得額-33万円×14.05%
・均等割り額=42,700円×所帯人数
・平等割額=1世帯×44,000円
ここですごく大事なPOINTを紹介します!!
退職1年目は前年度の所得金額がかなり大きいので、勤務していた会社の健康保険に属して、2年目から国民健康保険に加入するのが得策です。
勤務していた会社の健康保険に継続で加入する手続きを取った場合、退職1年目の国民保険料は547,560円で済みます。勤務している会社の制度を確認して国民健康保険の申請をすることを強くお勧めします。
(ちなみに上記の方法を知らずに私の年収をそのまま計算式に当てはめると、国民健康保険料は額面的には200万円くらいになり、賦課限度額の99万円を納税することになります。まさにとんでもない金額です。)
それでは、2年目から私がどのくらいの金額を国民健康保険料として払うかを仮の収入で計算してみたいと思います。
・所得割額=1世帯の前年の所得額200万円-33万円×14.05%=234,635円
・均等割り額=42,700円×所帯人数(2人)=85,400円
・平等割額=1世帯×44,000円=44,000円
合計364,035円/年
になります。
次回は『年金』に関して解説をします。
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