【退職金は企業年金を使うのが得か? 一括で退職金を貰ってしまうのが得か?】

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FIRE

あなたが勤める会社に企業年金はありますか?

企業年金があるか?ないか?を聞く理由は、FIRE(取り崩し型)に利用出来る可能性があるからです。

FIRE(取り崩し型)では、30代・40代の人が目指すFIRE(投資での配当利回り4〜5%で生活)とは違い、リスクを出来るだけ避けるのが必須項目になります。50代の方が取崩し型のFIREをする場合、ETFなどの高配当金での生活設計を描いていると、株価の暴落で取り崩す貯蓄が突然半減するとその時点でFIREが成立しなくなります。(生活設計が破滅に近い状況になります)

それでは、「企業年金ってなんですか?」という話になります。

企業年金と厚生年金は違う制度です

企業年金と厚生年金は、なんとなく同じモノと錯覚してしまいそうですが、全く違うモノです。

退職金の一部を、勤務していた企業に預けておいて運用してもらうのが「企業年金」ですので、年金というより「在籍していた会社での(退職金の一部を)資産運用」という表現が正解になるかと思います。

「積み立てNISA」や「iDeCo」に近いものがあり、企業で会社員が行っている「確定拠出年金」にも近いのです。

ちなみに私が勤める会社の「企業年金」では、元本保証で尚且つ運用益2%の最低保証が付いています。(国債の利回りがどのように動こうと、最高は5%・最低は2%の利回り保証があります)

この条件を聞くと、米国ETFで3〜5%の配当を貰うのと遜色はありませんし、ETFのように元本割れが無い分かなりのメリットです。

デメリットとしては、「企業年金の支給額がプラスされた毎年払う所得税」が「退職金を一括で貰う時に支払う税金」よりも高くなってしまう可能性があることです。

このデメリットを年利2%の運用益が上回れば、「企業年金」をする価値は高いです。

私が「企業年金」を利用した場合の税金額(所得税)

私の会社では退職金の63.5%を「企業年金」に回すことが出来ます。(企業年金を使用した場合は、企業年金に回した金額以外を退職一時金として受け取ります)

退職金で「企業年金」に回せることが出来るのは、割増退職金を除いた退職金です。(本来貰うべき退職金のみが対象金額になります)

私がFIREをする時点での退職金が2,000万円と仮定すると、その63.5%は1,270万円です。

但し、運用される金額は60歳から毎年支給される年金を引いた後の金額に掛け算しますので、年々利回りの金額は減っていきます。(分かりにくい方は下記の表を参考にして下さい)

具体的に書きますと、

1,270万円を「10年間の企業年金」として会社に運用してもらった場合は、毎年127万円ずつ年金が支給されます。

また、1年目の配当金は1,170万円×2%なので「23.4万円」です。

それ以降の配当金と合計配当金は下記の表に示します。

企業年金残金額年金支給額配当金年金+配当金雑収入他所得税対象額所得税率控除額所得税
企業年金受給年数企業年金1,270万円127万円/年支給
1年目1,17012723.4150.4120270.40.109.7526.07
2年目104312720.86147.86120267.860.109.7525.81
3年目91612718.32145.32120265.320.109.7525.56
4年目78912715.78142.78120262.780.109.7525.30
5年目66212713.24140.24120260.240.109.7525.05
6年目53512710.7137.7120257.70.109.7524.80
7年目4081278.16135.16120255.160.109.7524.54
8年目2811275.62132.62120252.620.109.7524.29
9年目1541273.08130.08120250.080.109.7524.03
10年目271270.54127.54120247.540.109.7523.78
合計01270119.71389.712002589.70.109.75249.22

1,270万円を会社に預けた場合、10年間で119.7万円の配当がつきますので受け取り合計金額は1389.7万円になります。

配当金は10年間で約120万円・所得税は10年間で約250万円になります。

私の場合の「企業年金」VS「退職金一括払い」

「退職金一括払い」での税額は前回の記事で計算式を書いていますので前記事をお読みください。(ちなみに659.9万円です)

それでは「企業年金」VS「退職金一括払い」で、どちらの税金が高くなるか比べます。

「企業年金」の計算方法は、「割増退職金と正規の退職金のコミコミ金額(5,500万円)から企業年金(1,270万円)が引かれた金額(4,230万円)の税金」を計算し、その税金額に「企業年金で支払う税金(所得税)」を足します。

下記の「企業年金を使った場合の税金」の計算方法は前記事の【あなたの退職金に掛かる税金はいくら?】を元に計算しています。(もう一度確認したい方は上のリンクをご利用下さい)

「企業年金を使った場合の税金」

  • 課税退職所得金額」=「退職金総額ー退所所得控除額×0.5の式に当てはめると、(5,500万円ー1,270万円ー870万円)×0.5=1,680万円(課税退職所得金額)になります。
  • 課税退職所得金額が1,680万円になりますので、⑤番の枠に入ります。
  • 税率は33%・控除額は153.6万円ですので、400.8万円が基準所得税額になります。
  • 納税額:400.8万円+400.8万円×2.1%=409.2万円
  • 退職金の税金409.2万円の納税額に、企業年金を含んだの10年間の所得税249.2万円を足すと658.4万円

結論:「企業年金」VS「退職金一括払い」の税金対決

それでは、結論です。

「企業年金を利用した税金総額」VS「退職金一括払いを利用した税金総額」(前記事参照)

金額にすると…

「658.4万円」VS「659.9万円」とほぼ同額になりました。

恐るべし、日本の税金制度…

ただ、運用で得た配当金が120万円ありますので、「企業年金を利用した税金総額」の方が得になります。

但し、住宅ローンなどが残っていない等…1,270万円を10年間寝かせることが可能な場合に限りますが…

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一条工務店で【ゴルフレンジのある家】を建てたスナフキンの『副業 & FIRE & スローライフ』のブログ

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