厚生年金と国民年金に関して説明します
皆さんもご存知のように、サラリーマンは基本的に厚生年金です。(本当は国民年金+厚生年金)
また、年金というのは建物のビルによく例えられます。
このブログを読まれているようなサラリーマンの方は2階建てのビル、もしくは3階建てのビルの所有者です。
ビルの
・1階が国民年金(老齢基礎年金)
・2階が厚生年金(企業年金)
・3階が確定拠出年金等
になっています。
定年まで勤め上げると、「2階建て」もしくは「3階建て」のビル全部が手に入ります。
しかしながら、会社を途中で辞めてFIREする場合には、「2階建て」もしくは「3階建て」のビルの2階部分と3階部分が完成されずに引き渡されます。
では、1階部分は完成されたものが引き渡されるのかというと、その通りです。なぜなら会社を辞めても国民年金は60歳まで払い続けるから1階部分は完成されるのです。
では、途中で退職した場合貰える年金がどのくらい減るのでしょうか?
(2階建て部分と3階建て部分の金額がどのくらい減るのか?)
それはご自身で日本年金機構の「年金ネット」にアクセスして基本となる数値を打ち込んでいけば、将来ご自分が貰える年金額が簡単に分かります。
転職組は注意が必要です。必ず確認してください
≪年金事務所の他に、年金連合会に年金のお金が隠れている可能性があります≫
私はFIREを考え出してから、これから貰える収入を色々と調べ出しました。
そうすると、ねんきん定期便に記入されてくる私の将来貰える年金額が異常に少ないことに気づきました。
「それなりに収入が多いのになんでこんな金額なんだろう?」とネットに記載されている平均的な年金額と照らし合わせながら不思議に思いました。
会社の人事部に電話を入れて、「この年金額は本当に合っていますか?」と聞いても、会社の人事部・経理部では誰も答えられる人は居ませんでした。
これでも私が勤めている会社は一部上場企業なのですが、自分の関わりのないことに関しては関連部署でも無知に近い人間が働いています。
これではどうにもならないので、ネット上では非常に対応が悪くてかなりムカつくと評判の「年金事務所」というところに意を決して電話をかけてみる事にしました。
そうすると、ネットの評判が当てにならないことと「年金事務所」以外の別の場所に私の年金が眠っている事を教えてくれました。
その違う場所というのが「企業年金連合会」です。
その「企業年金連合会」というところに、転職前の会社で10年間勤めた年金が眠っていたのです。
これには流石に驚きました。
転職を経験された方は、必ず「企業年金連合会」に連絡を入れてみましょう。
ビックリすることが起きる可能性があるかもしれません。
更に、年金が貰える年齢になった時には「年金事務所」と「企業年金連合会」の両方に申請する必要があります。
転職経験者の皆様、忘れずに「年金事務所」と「企業年金連合会」の両方に申請しましょう!!
冒頭に触れた国民年金保険料に関して
ちなみに60歳まで払い続ける国民年金の保険料は毎年変わりますが、概ね16,000円/月前後になっています。
年 度 | 国民年金保険料/月額 |
---|---|
平成27年 | 15,590円 |
平成28年 | 16,260円 |
平成29年 | 16,490円 |
平成30年 | 16,340円 |
令和元年 | 16,410円 |
令和2年 | 16,540円 |
令和3年 | 16,610円 |
表でも分かりますように、「16,000円前後×12ヶ月×世帯主の人数×60歳までの残年数」で総支出額を計算できます。
私がもし55歳でFIREしたとすると、その後の国民年金保険料金総支払額(妻の分を含む)は192万円となります。
かなりの金額です。しっかり支出の計算に入れておきましょう。
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