青色申告が認められたら、会計ソフトの導入はマストです
副業を開始しようとしている皆さん… 簿記は出来ますか?
私は出来ません。大学で経済学部に在籍してましたが…何一つ覚えていません。(笑)
しかし、青色申告をするには簿記の能力が必要になります。
太陽光発電くらいの「雑所得だけの確定申告」レベルなら手計算・手入力でもそんなに問題はないですが、青色申告には「確定申告書B」「青色申告決算書」が提出必須となります。
更に「貸借対照表」「損益計算表」が必要です。これは7年間の保存が必要となる書類です。
さて、このブログを読んでいる皆さんは「貸借対照表」「損益計算表」を作れますか?自分でなんとか出来るって思いますか?
えっ?私ですか?自信を持って言います。私は作れません!!言葉の意味すら分かりませんし、どんな書類かも想像できませんでした。(笑)
それではどうするか?
答えは簡単です。タイトル通りに会計ソフトを導入するのです。
私は「会計ソフト freee」という会計ソフトを選びました。
他には「マネーフォワード」・「やよいの青色申告」などがあります。
私が「会計ソフトfreee」を選んだのは、最近業績を伸ばしていることと、クラウド型(iPad・iPhone・Macでもどこからでも・いつでもアクセスできるという利点)に特化しているというのが理由です。
ただ、「freee」を使って確定申告を終えた後に思ったのは…
「マネーフォワード」と「freee」をもう少し比較してから契約すれば良かったかな?とも思いました。
会計ソフトは神一歩手前です。初心者用の青色申告の本を買いましょう
「会計ソフトは神である」とここでは訴えるべきですが、実はまだまだ神の領域には到達していません。銀行口座を登録すればある程度は自動振り分けをしてくれますが、それも怪しい時があります。
見直し・入力変更も必ずやらないとダメです。
これでは「神」とはまだ言えませんよね。
更に、人間が少し考えて入力しないと…書類を全ては作ってくれないどころか、間違った行為をすることがありますのでかなりの量を自分で選択・入力をしなくてはいけません。
やはり「神一歩手前」です。(それでも手作業でするよりは1000倍は楽ですが…)
以上を踏まえて、会計ソフトを導入をしてから最初に絶対にやるべきことを書きます。
会計ソフトは神の領域まではもう一歩なので、必ずソフトの説明書を読んでから実施してください。出来れば超初心者用の「初めての青色申告」というような入門書も用意することをお勧めします。
クラウド型の会計ソフトはインターフェースがかなり上手に作ってあるので、いきなりソフトを触っても出来そうな感じがします。(私も出来そうな気がしていきなり入力を始めてしまいましたが、結局は二度手間・三度手間で入力するはめになりました。)
会計ソフトは説明書どおりに入力しましょう
入力を開始しようとすると、まずは「勘定科目」の壁にぶち当たります。
未経験者が「この領収書はどの項目に当てはめたらいいの?これかな?まぁこれにしとけばいいか…」みたいなノリで分からないまま適当に入力すると、もう一回打ち直しです。
ということで、ある程度は本を読んだり、説明書(説明ガイダンス)を見たりしてから作業に入ることをお勧めします。
会計ソフトの注意点を1つ紹介します。
私が使った「会計ソフトfreee」だけかもしれませんが、「この入力は必須ですよ」というマークがある項目だけをチャチャッと入力していると、「貸借対照表」「損益計算表」が7年間の保存に値しない出来上がりの書類になってしまいます。
「会計ソフトfreee」では、入力項目にある「品目」(入力欄では必須ではない)を登録せずに未入力のままでもエラーが出ずに進めてしまいます。
これをしてしまうと不十分な書類が出来上がってしまうというような重大事件が発生します。この不十分さに気付かなければ、税務調査が入った場合に青色申告として認められなくなりますので追徴課税も覚悟しなくてはなりません。
どの会計ソフトを選んでも最低限の勉強か?教材を横に置いておくべきです。
会計ソフトは融通がききません
税金関係のソフトですので「こんな感じで入力してよ〜」というような、自分の思うような融通をきかせて入力してくれるというような事はありません。
確実に「ソフトの説明書通り」に入力しなければ、その場では「なんかよく分からんけど上手くいった」と思っていても、その行為が原因で未来のどこかの作業でつまずきます。
そのつまづきのせいで、収支が合わなくなり…いつまでも「これではダメです!」みたいな表記がソフトから消えません。
また、「会計ソフト」は初心者でもストレスなく入力出来るように入力欄が限られており、「青色申告用」に全てが統合されているのがメリットですが、その分かりやすさがチョットした勘違いを生み、書類に不備を生じます。
特に[雑所得]がある方は注意しましょう
特に「屋根の上の太陽光発電の雑所得」がある方は注意しましょう。
会計ソフトでは、何も考えずに「雑所得有り」で入力をしてしまうと、本業(会社員の所得)に付随させるべき「雑所得」が「事業所得」に組み込まれてしまいますので本当に注意しましょう!
繰り返しになりますが、事業(副業)以外の雑所得は本業にかかる雑所得になるので、事業とは分けて考えなくてはいけません。
一条工務店・イシンホーム等で家を建てられた方々…「会計ソフトfreee」では太陽光発電の雑所得を、会計ソフトの別枠で設定されてる「雑所得の入力項目」に登録すると事業所得のところで計算されてしまいますので別枠の入力項目への登録はしないでください。
もう一度言います!
太陽光発電などの雑所得は「会計ソフトで登録できる項目」の雑所得の記入欄には入力してはいけません。
「太陽光発電」の雑所得は「確定申告書B」に直接手入力しなければいけません。
私はこの作業がよく分からなかったので事業所得の雑所得で申告しそうになりましたし、ネット上にも解決策が載っていませんので、このことを解決するのに1日掛かりました。
素人の私がこの問題を解決出来たのは、税務署の知人に相談したからです。
知人からは「それはヤバイから別途で手入力しろ」とアドバイスされ解決出来ました。
ひつこいようですが、「会計ソフトfreee」では太陽光発電等の雑所得は「確定申告B」に手入力することを絶対にお忘れなく!!
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